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第21話『練習の日々Part2』


 菊次郎爺さんが来た翌日。

 俺の時と同じ様に、午前は別メニューらしく菊次郎爺さんを除いた4人+キリエと練習。


 菊次郎爺さんに触発されてか、練習には熱が入り戦いを意識した内容で練習する事になった。


 竹刀を持った楓ちゃんが桜に攻撃して、桜はそれを浮かべた盾で防ぐ、お互いに楓ちゃんは桜の防御を抜けて当てる事を目標にして、桜は楓ちゃんの攻撃に当たらない事が目標だ。


 紅葉ちゃんは、先端に矢尻の代わりに布が巻かれた弓矢を楓ちゃんに当てるの役割。

 俺は魔力弾を桜に当てる役割だが、俺と紅葉ちゃんは、それ以外にお互いに攻撃し合い、お互いの攻撃が当たらない様に警戒しないといけない。


 更に相手の攻撃を警戒してお互いの目標に何もしていないと、キリエから魔力弾が飛んでくる(しかも軽く悶絶する程度に痛い)。



 何やら楓ちゃんが楽に見えるかも知れないが、実は一番被弾率が高いのは楓ちゃんだ。

 数は多いが割と目立つ魔力弾で、しかも俺が紅葉ちゃんに意識を集中させて見失わない様にしてたから、桜には一定の間隔で散発的にしか使って無かったのも原因かも知れない。


 しかし、紅葉ちゃんが気配を消して射ってるのが一番の理由かも知れない。

 桜と違って攻撃しなきゃいけない楓ちゃんは、攻撃せずに攻撃に意識を向けるとキリエから俺達と同じ様に魔力弾が飛んでくる。


 だから、攻撃しつつも気配を消した紅葉ちゃんの攻撃を察知しないといけない、と言う実は一番難易度が高い立ち位置だったりする。



 ボロボロになりながら、やっとお昼に入りお昼ご飯を食べている所に菊次郎爺さんが合流した。

 気になるみたいでギュンターも仕事を後回しにして来たらしい。



 必要無さそうな気がするけど、俺の考えた方法を元に他の3人と同じ様に菊次郎爺さんもやってみると。


 割と普通だった。

 勿論、この爺さんの人間離れしたイメージからすると、と言うのが付くのを前提にだが。


 むしろ『こう言う使い方もあったんじゃな』とか言いながら、恐らく気を一ヶ所に集めて藁人形を殴って消し飛ばしていたのが恐ろしい。


 気になったので、菊次郎爺さんに気と魔力を混ぜて使うと言うのも出来るかも知れない、と提案してみた。


 反発したりするのが定番な場合が多いので、危険性がある事を含めて説明すると、ギュンター監修の元、少量で試してみる事になった。




 実際に試すと驚きの結果が出た。

 反発する所か全く混ざらなかったのだ。


 気と魔力を使い気&魔力弾を作った所、水色と青の二色に別れた球状の玉が出来たのだ。


 更に混ぜようとすると、斑模様になり、更に混ぜ続けたら炭酸と牛乳を混ぜて分離させた様な感じになってしまった。


 もしかして威力は上がってるかも知れない、と思い的に飛ばして貰うと。



 当たった瞬間、的とは反対側に弾けた。



 小さな粒状になった魔力や気が、当たった衝撃で反対側に散らばったみたいだ。

 的も当たった所が僅かに傷付いているものの殆ど損傷は無い。


 ギュンターからは『発想は良かったんじゃが、コレでは役に立たなそうじゃな』と言われた。


 確かに、弾けて周囲に散らばった所も大きさ相応に対して威力が無かったのか、床や天井には『ちょっと汚れたかな?』と感じる程度の変化しか無い。


 現象そのものはクレイモアの様な感じだったのて、多少でも威力があればまだしも、あれでは目眩まし位にしか使えない。



 そんなこんなで、練習を続けるものの、俺は余り身が入らずに、その日の練習が終わった。

ヤバい位歯が痛い(´;ω;`)

昨日辺りから痛み止めの効果が薄く、今日は殆ど効いてる気がしない。

日曜に空いてる歯医者に行こうとも思ったが、思い付いたのが微妙な時間だったので諦めました。

今日は日曜だから明日まで我慢だ(´・ω・`)

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