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第118話『水中で戦うのは見え辛い』

 全然筆が進まず、1週間に一回の筈が2週間に1回レベルに……。

 キャラ自体はまだしも、何で他の作者さんは地の文がサラサラと書けるんだろうか?。

 戦闘描写なんて特に、よくイメージに合う表現の文章が出て来ますよね。


 さて、利用者が2人程度なら魔石の魔力使用量に大きな変化は無く僅かな変化だった為、次は水中での模擬戦に入る訳だが。


 若干連れて来るのが遅れてるらしく、呼びに行った人がなかなか戻って来ない。



 暇なのでぼけーっとしてると、レンから確認の為に上部も含め一通り見て回る手伝いを頼まれた。


 勿論、俺自身が見ても殆ど意味が無い為、また土属性の魔導師が足場を作りレンを抱えて回る方法を使うらしい。


 側面や上部も確認する必要があるので、作った時よりも更に前後左右に加え上部も合わせた五つの面に十字の形で足場が足されている。




 別に俺が手伝う必要無くね? と言いたいが、比較的幼いレンや歳を取って衰えが出始めた土属性の魔導師は体力的に厳しいらしい。

 特に、他の土属性の若い魔導師は人を集めに出ているので、足場自体は残しているが、追加の分を1人で作る事になるから、それなりに歳な土属性の魔導師の人はそこまで余力が残って無いんだとか。


 ちなみに、邪魔になるので足場は十字の部分だけ確認が終わったら戻すらしいので、それなりに魔力を使う予定の様だ。











 水着のレンを抱えてちょっと役得な気がしないでも無いが、反応すると色々とマズいので二重の意味で微妙なレベルの疲れが溜まった。


 ちなみに特に問題は無かったらしい。






 一通り見て回っている間に、呼びに行った土属性の魔導師が、リザードマンっぽいのと半魚人っぽいのを1人ずつ連れて戻って来た。

 それぞれ槍の様な武器を手にして、水着なのか元からなのか、上半身裸でパンツなのか海パンなのか、下に一枚履いてるだけだ。



 元が水棲類の亜人な為、水中戦の経験があると言う事で呼ばれたらしいのだが…………半魚人っぽいのはまだしも、リザードマンっぽいのは水の生物じゃなくね?。

 爬虫類って水棲なのは一部だけだぞ。


 いや、一応爬虫類は水の中に入れるのが多いけど。




 再度魔石の容量を確認し、2人の亜人が両側に別れて水の中に入り、模擬戦が始まった。


 水中で弧を描く様に旋回する半魚人に、尻尾を動かし一直線に泳ぎ出すリザードマン。


 最高速はリザードマンの方が高い様だが旋回能力が劣っている様で、一直線に突っ込むも距離を詰める前に半魚人の方は側面に回りリザードマンの背後に付こうとしている。

 しかし、速度で負けている為か、背後に回る前に振り切られ互いに思った様に相手へ攻撃する事が出来ずにいた。





 何度と無く、側面に回る前に勢いを乗せた攻撃を当てようとするリザードマンに、背後に回ろうとする半魚人。


 何度も繰り返す内にしびれを切らしたのか、リザードマンが振り切る前に体勢を変え後ろ向きで後退しつつ追って来る半魚人に攻撃を仕掛けた。




 立て続けに突きを放つリザードマンに対して、避けては払い払っては避けと攻撃に対応する半魚人。


 互角の攻防が長く続くかと思いきや、リザードマンの突きを半魚人が力強く払い退けると、リザードマンの体勢が大きく崩れ体が横に回りだした。



 半魚人はチャンスとばかりに見えた背中に突きを放つ。






 が、しかし回りだした勢いを加速させリザードマンは尻尾を勢い良く半魚人に叩き付けた。









 と、そんな戦いを繰り広げていた。

 凄いは凄いけど、水ん中だから見えにくい上に近寄れないから、観戦するのは難しくて細かい所は分からんかった。


 ちなみに、それぞれ1回ずつ位水の中から弾き出されたりしていた。

 ちょっとカッコいい事に、2人共水の中から弾き出された後に床を滑る様に着地して、止まるとすぐさま走り出し水の中に戻って行ってた。




 そんな事を約30分程した後に、再度魔石の計測を行ない、今度は魔法アリで戦い始めた。


 双方共に水属性を使い、水の中だから見えにくい事この上無い感じだったが、何となくどんな形状のモノを使っているのかは分かった。

 使った魔法らしき水が水の中から飛び出し、先端が尖った円錐状の水が飛び出たり、螺旋を描く様に回転しながら飛び出る円柱状の水が見えたのでどんな形状の魔法かは見る事が出来た。



 2人共器用に避けていたので決着は付かず、どちらが優勢だったのかもよく分からなかった。




 あえて言うなら、水が1割程減っていたので、ちょっと水を中から出し過ぎやろ、と思った位だ。






 水中での模擬戦が終わり、魔石の魔力残量の計測を行ない、また1時間程暇になった。


 ちなみに水が減った為、リザードマンっぽい人と半魚人っぽい人が責任を取って、魔法を使い水を補給していた。

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