第101話『レンの魔法講座? 2日目』
遅れた割に日数は進んでますが、短めで話は余り進んでる感じではありません。
と言うか、大筋の流れはありますが、細かい部分は勿論、日数を表示してる割にはどの程度の日にちでイベントぶっ混むかも決まってません。
小山位のヤマ場のアイディアが欲しい。
23日目
昨日はギュンターから、レンも含めて全員が怒られた。
楓ちゃんと紅葉ちゃんは壊し過ぎ、桜は後片付けが面倒な物を出し過ぎだと怒られ、俺と菊次郎爺さんは止めずに放置していた事を、レンは教える立場でありながら止められなかった事を怒られた。
一応中規模練習用の所を使っていたのだが、流石に半分近い面積がボロボロだったり岩だらけで、的が全部穴だらけな状態はアウトだったらしい。
あそこまでやるなら大規模練習用の方を使え、と注意された。
大規模の方は空間を歪めている為、修復が簡単に出来るらしいが中規模の方は手間が掛かるんだとか。
流石に昨日の様にすると二の舞になる為、今日は普通の練習になった。
属性魔法に慣れる為の練習と、レンの意向で魔力弾や文字魔法の複数展開訓練をみっちり練習した。
属性魔法は桜が一番早く慣れて、岩の壁何かを作るのが凄く上手くなっていた。
昨日との違いは文字魔法使って作っているか否か、って位しかないが属性魔法を使えているんだから、やってる事は同じでも進歩したと言える。
代わりに複数展開は普通だった、魔力弾は4~5個が限界で文字魔法は魔方陣アリだと2つ目が作れず、魔方陣無しではギリギリ8個までしか作れなかった。
楓ちゃんは属性魔法が普通、複数展開は若干苦手な様だが、何故か2つまでなら魔方陣アリでも安定して使用出来ていた。
紅葉ちゃんは属性魔法は若干苦手な様で、何故か何度やってもマーブル模様な状態にしか成らなかった。
逆に複数展開は得意な様で、まだ数は二桁を超える程度だが、全く別の場所に2つ同時に作り出すと言う離れ業をやってのけた。
菊次郎爺さんは属性魔法自体は完全に使いこなしていたが、使い道を思い付かない様で進歩が無い。
複数展開も数個出した辺りまでは、瞬時に作り出し巧みに操るものの、『意識が散漫になっていかんな』と言ってそれ以上増やす事をしなかった。
そして教師役であるレンも複数展開を練習し、少しずつではあるが、順調に数を増やして行っている。
そんな中、俺は属性魔法の練習はそこそこで済ませ、文字魔法の複数展開に挑戦していた。
普通に魔方陣を使うと難しく、魔方陣の大きさや魔方陣内の文字の数次第で難易度が上がる為、如何に文字単体の状態で数多くの文字を並べられるか、と言う事を重視して取り組んだ。
幾つか試した結果、螺旋状にする事で何とか四重の螺旋を描く事に成功し、80位の文字を使える形状を見付ける事が出来た。
勿論、普通に制御出来る限界を超えているので、何とか頑張って70程作れそうな程度だ。
しかも、適当に物を投げ込む位は出来そうだが、魔力弾を作る余裕は無いので、魔力弾は使えない。
まぁ、レンには称賛の言葉を貰ったが、俺の今日の成果は主にそれだけである。
まだ完全に使いこなせる数じゃない上に、ぶっちゃけ作るのにはそれなりの時間が掛かるので、現時点では全く使い道が無い、無用の長物な訳なんだが。
複数展開は既に結構出来ていたから、普通に属性魔法の練習をメインにやってた方が良かったかも知れん。