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第四王子の奇行物語  作者: 秋鐘 要
幼少編
16/31

15話

ユアルス様とはどんなお方であろうか。


五歳だというユアルス様は学問と剣術を学ばれたいと言ったそうだ。

アルナイルとは小さい頃からよく遊んでた仲なのだが訳あって就職場所を探していたら丁度よくアルナイルに声を掛けられたのだった。

そして、アルナイルに事情を聞いたときはそんな子供もいるんだなぁと思った。

教師になる俺は五歳って言ったらまだ遊んでた気がする。自分からは勉強したいだなんて一度も言わなかった。


ユアルス様は一度も城から出たことがないそうだ。カストルなんて毎回毎回脱走事件を起こしていたというのに。

後になってユアルス様に“城下町にこっそり行ったときはありますか?”って聞いてみたら“そんなこと考えたこともなかった”と返ってきた。

今は別のことで頭が一杯のようだから社会勉強として連れていくのもありだなと思った。


まぁ前置きはさておき今俺は剣の稽古をしている。


だいたい一年くらいはユアルス様の教師として働いているがユアルス様は意欲があって教えがいがある。それに伸びが早い。前の日出来なかったことを次の日には出来るようになっていた。


ほんとに素晴らしい方だとつくづく思う。

王子だって言うことを鼻にかけないし。

人としてもう出来上がっている。“五歳”なのに。

無表情でなにを考えているのか俺にはわからない。

けど確かに今必死なのはわかった。


今だって昨日の剣の稽古でダメだった点などを復唱している。


「では始めましょうか。それではいつでも来てください」


「はい……」


ユアルス様は剣の切っ先をだらりと地面にさげる。

こんな風に教えた覚えはないが明らかに隙のありそうな構え。


伏せていた紫色の目を俺に向けた瞬間離れていた距離をつめだすユアルス様。

そして下から剣を返すようにふる。


キンッ


金属音が部屋に響く。

紫色の目が剣の先からゆっくり俺に移動してくる。

一旦後ろに下がるユアルス様は俺の剣先を見つめている。


ユアルス様が一歩踏み出した。

次の瞬間目に見えない速さで間合いを積めて迷いなく首を狙ってきた。


五歳とは思えない腕力と素早さである。

何分たったかずっと打ち合いをしている。


五歳でこれとは将来が楽しみだ。


さてそろそろ切り上げるか。


キンッ


ユアルス様の剣が宙に飛ぶ。

目を見開いたあと悔しそうな顔をするユアルス様。


「………」


「素晴らしい付や足の運びでしたよ」


自分の手をじっと見つめたあと深いため息を吐くユアルス様。

後ろに飛んでいった剣を取りに行った。


最近伸長が伸び始めたようである。

というかもう五歳ではなく六歳か。

成長というのは早いと思う。俺もこんな感じだったのかな。


「ユアルス様は練習とはどんなものだと思いますか?」


唐突な質問に暫しの沈黙のあと


「練習っていうのは目的と方法をもってそれにあう方法練って探してすることだと思う……ただ時間をかければいいってものではないと思う」


剣を見ながら小さな声でいうユアルス様。

はっきり言うと俺は唖然とした。

六歳の少年にこんな回答が返ってくるとは思わなかった。


俺の回答は積み重ねがあってこそとかそんなんだった。

けど……さすがというかなんというか。


ユアルス様の教師をしていて時々自信をなくすことがあったりする。


まだまだ経験が足らないな。


俺はユアルス様を誉めながら今日を終わるのだった。

なんか意味のわからない内容ですいません。

書きながらなんだかわからなくなってきてしまいます。

もっと文章力を伸ばしていきたいと思います。

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