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子供だけ持たせたら【結婚】ですか?

作者: すじお
掲載日:2025/11/02

先に結婚してくれる男以外うそつきです。

むかしむかし、海外から流れ着いた嘘つき夫婦がいました。


嘘つき夫婦の片割れは、未婚令嬢に取りいって、未婚女子を騙そうとしたのじゃ。


でも未婚令嬢はたまたま警察の隣に住んでいたので、

男は結婚詐欺で捕まってしまったのじゃ。


「結婚詐欺するなんでとんでもない! 今すぐ未婚令嬢をめとるのじゃ!」


ほんとうは結婚詐欺以上の、未婚令嬢をきずものにするようなことをしていたのじゃ!




ところがそこは筋金入りの嘘つき夫婦。

未婚令嬢のいいようになんかなるものか、と嘘つき仲間たちと作戦を立てていた。


「本丸は未婚令嬢の家の乗っ取りだ。作戦を遂行しろ」


「ぇえー、、いやですよ。俺は嫁とよろしく…」

「いいから行くのじゃ。なに、子供さえ持たせてしまえばこちらで人質に取れる」


こうして嘘つき夫婦の夫の方は、未婚令嬢に取り行って、それこそ奉仕活動に駆り出されたのじゃ。


一方その頃、嘘つき夫婦の嫁の方はというと。


「あんな浮気する男は嫌ですわ!」


と別の金持ち男を紹介してもらい、男とは別れた。

ホックホクだった。男のDVに悩んでいたのだ。


男が未婚令嬢の家に礼儀作法をしつけると監禁されている間に、女の方はさっさと再婚してしまった。



一方、未婚令嬢の方に留め置かれた男はというと。


(未婚令嬢、顔が好みじゃないんだよなあ)


結婚の約束をいつまでものらりくらりとかわし、流行りの白い結婚に持ち込もうとしていた。


とりあえず作戦通り子供だけできればいいやと思っていたが。

未婚令嬢が「先に神の前で誓いを立てて、結婚しない男とは関係を持ちたくない!」と拒否。

当たり前だ、誰がシングルマザーになりたいものか。


男は未婚令嬢といつでも別れられる口実のために、仲間を呼んで昏睡させて関係を無理やり持って子供を持たせようとした。それで、【結婚】ということにして、さっさと本国に帰ろうとしたのだ。



未婚令嬢は必死に抵抗した。

「私との結婚は? あなたは独身じゃないの!?」 



1度目の時からも無理やりだった。

愛のない行為に疲弊するのは、男だけじゃなかった。

毎日、毎日未婚令嬢からすれば、それは【乱暴】だった。

しかも、それはただの子供を孕ませるだけの【行為】。

しかも、途中から男は部下に任せて自分は好きな女のところへ逃げた。



だからとうとう、愛人がいるのがバレた。


未婚令嬢は、結婚にも、子供を持つことにも憧れていた。

だが愛のない子供、正式な結婚を経ていない子供は不倫になってその罪を子供に押し付けてしまうからと、誰かわからないような、子供も生みたくないと言った。


「私は結婚がしたいのです。結婚した相手の子供が欲しいのです」



未婚令嬢も必死だった。

子供はすでに何度もできていた。

子供を守りたかった。

でもきちんとこのようになるのだから、結婚して欲しいと言ったり、男にとって不快なことを言うたびに子供を堕胎させられた。


必死だったから、毎日泣いた。



こんな仕打ちをする【人畜外の心を持つ誰か】に激しく怒りを覚えた。



男に連日「結婚してくれない相手の子供は産めません」と言った。


うすうす、男には他の相手がいるのではないかと思い始めた。



「私に不義の子をもうけろというのなら、酷すぎる」



未婚の令嬢だけではなく、部下も限界だった。



部下は女が妊娠したら、爵位をもらう代わりに結婚しろと押し付けられる予定だった。



でも最後の日に、男の部下がストを起こして、とうとう愛人と高跳びを決めた。



未婚女性も自分がひどく傷つけられて、泣いて、泣きながら子供をおろした。


女性が欲しかったのは自分を愛して守ってくれる人の子供だけだ。



【誰か】にはどうせ届かない。

その嘘つきたちには届かない。


先に神前で結婚を誓えないような人間は嘘つきだ。




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