表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/162

鬼畜(93)



私・・

ダメ・・だよ


今、その言葉を言っちゃダメだよ、わかってるよねっ?ダメだよ、


「っ・・マジ・・かも」

ああぁ・・っ バカっ 私


「!!」


「・・」ぅ・・ 



「・・やっぱ、離れて行くんじゃねぇかよ。」

「え・・」


「だからっ、

   言いたくなかったんだよ!くそ」


あっ・・・

違う・・空っ


「悪かったな、もう・・忘れてくれていいから。」

空はそう言って、掴んでいた私の腕を離して立ち上がる。


ち・・

違う 違う 違う 違う 違う 違う!!


「違うよっ!!」

「!!」

立ち上がった空を、

離れた腕を今度は私が掴んだ


「違う・・違う・・」 声が震える

ちゃんと言葉がでるかなっ

ちゃんと言えるかなっ


「なにが、違うんだよ、俺のこんな話きいてひいたんだろ。お前こそ、気ぃ使うな・・」

「違うってばっ!!」

もう叫んでいた!

震える体も声も、震える心に負けないくらいの叫び。


「嫉妬した!!」

「っ?」


「今でも、その人の事を思ってる空にムカついた!そんな人がいるのに私の事が好きだって言った空に腹がたった!!私の事を彼女にした意味がわかんなくってヒドイ事言った!――っだってだって

私っ・・空のこと好きなのに・・好きになっちゃったのに・・そんな大事な人が居ること聞かされて・・

ひどいよ・・・空っ・・っぐ・・」

あふれてくる涙がその口をふさぐ。


「!!」

涙だけじゃない・・っ

空の唇が私の口をふさいでる・・




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ