鬼畜(87)
そ・・・・空・・っ
ソレ・・・マジ信じていいの・・?
「・・ホントに?」
「ああ」
「―――/////」
え、どうしよ、やっぱまだ信じれてない///
嬉しくて泣きそうなのに、心のどこかで不安に思ってる。
でも、でも、し、信じるしかないんだったら・・
「・・これから、よろしくお願いします。」
覚悟決めるしか・・ないよね。
「ふ・・
まぁ・・彼氏になんのは相馬来紀の方でだけど♪」
「はひ? ・・・・へっつ???」 なに??
「空の彼女ってコトにすっと、スナイパーに狙われっぞ?お前。」
「ああっ!!」 て!納得するんかい!!
「相馬だと安心だろ?」
「は・・ぁ」 そりゃ・・確実に安心だけど・・。
「んー・・」
「ん?」 空?
「神のヤロは知ってんだよな。」
「あ・・」
「いいか?神とガッコで会っても無視しろ!俺が許す!」
「へ?」 うわ!俺様降臨なされたよ!
そう言っちゃえるあなたは、やっぱりさすがですよ!m(__)m
まぁ・・神さんのことはいいとして・・
問題は、
相馬来紀よね!!ソコだよね!!
学校一の秀才くんの彼女が、こんなアホアホ女でいいのかっ??
結局、空であろーと、相馬くんであろーと、引け目感じんだな私。
りかちゃんだって驚くだろ~しなぁ・・ハァ・・
まさか、私がっ!って絶対に言われる!!
友達やめられちゃうかもだよっ(><) え~~~~~~~~~~~~ん
「今、4時か、・・じゃ、7時に迎えに来っから、起きてろよ」
「へ?」
「ガッコ! 一緒に行くんだよ。」
「え?誰と?」
「どうやら、死に急ぐタイプらしいな」 ポキッ
「ひぇっ!!はいはいはい行きます行きます行かせてもらいます!!」
こえ~マジこえ~~~~~~~!!
「よし!んじゃ、帰るぞ。服着ろ」
「え?あ!//」 下半身・・なにもつけてなかった///
慌てて、下着とズボンをゴソゴソと履き終えると、
ボーッと空は、あいかわらずソコに座ったままでいる。
?? 「空、帰らないの?」
「お前のケツに俺の服あんだよ。」
「あ!」 そ、そうだった!!///
「ご、ごめんっ!!」
少し腰を上げて、その服を引っ張り出し空へと渡すと、
クン。
「?」
服の匂いを嗅いでる・・?
「美未香のやらしー匂いついてる♪」 ニッ♪
「はっ??!!///」 あああああああ///????????!!!!!
「スケベ。」
「えっ??!!なっ、//なんで私っ??///」
「やっぱ、やってから、帰るか?」 ニッ♪
「いえ、これで、失礼させてもらいます。」 ペコリ
「ちぇ♪つまんねーの♪」
そうは言ったが、なにやら、空は機嫌がいい。
ムカツク!なんかむかつく!!
やっぱむかつく!!
ずんずん、足音が聞こえるんじゃないかってぐらい不機嫌な歩きで、家へと帰っていった。
こっそり、玄関を開けて、部屋まで戻ると、
途端、睡魔が襲ってきた。
「はぁ・・疲れた・・7時まで、あと3時間しかない・・起きれるかな・・」
重くなる瞼に勝てない私は、そのまま眠りにつく。