鬼畜(83)
「なんなら言葉じゃなく、体で教えてやろーか?」
「へっ?」
「ふ。」
「い、いえ結構です。」 深々と頭を下げ、丁寧にお断り申し上げる。
「いい度胸だな。」
「めっそーもございません。」 にこにこ
「大丈夫だ。最初だけ我慢すれば、後はじきに慣れる。」
「・・・・・」
なにが・・大丈夫?・・ 最初、我慢って?後は、じきに慣れる・・???
「一体、何のお話をされてるのか、よくわからないのですが?」 にこにこ
「考えなくていい。すぐにそのイミがわかるよーになる。」
「へ?」
そう言った空は、私の手を取り、
公園の中心にある大きな恐竜を模ったオブジェ兼、滑り台へと歩き出す。
??滑るのか・・な??
そのまま後ろにある階段を上がると、恐竜の体内にはいる格好となってて、
恐竜の丁度お腹の辺りに、広い平面の場所があった。
ソコは少し腰を曲げないと、頭が天井(胃のあたり?)にぶつかりそうになる高さしかない。
そこに空は腰を下ろした。
必然的に、手を繋がれてる私も座り込む。 ・・しかない。
バッ! 「わっ!///」
座った途端、空はTシャツを脱ぎ始めた!!///////筋肉質の肌色が目の前に広がる//(いや、実際には、外灯の灯りしかないから、黒っぽい色だけどっ////
「ちょ///なにしてんのよっ??!!! 真夏じゃないんだし!風邪ひくよっ?!!」
てか、目のやり場に困るんですけどぉぉ~~~~~~~/////
慌てる私に構うことなく、空はそのTシャツをコンクリの床に敷く。
え?え???マジなにしてんの??
「このままだと、痛てぇだろが。」
「は?なにが?」
「コンクリで背中擦れんだよ。」
「背中・・?擦れる・・?」 全くもってイミわかりませんが??
グイッ、 「わわっ!!」
私の疑問なんか、全く聞こえてないのか、わざとスルーされてんのか、
両肩を押されて、敷いたTシャツの上にゴロンと仰向けに倒されてしまった。
「体験してみりゃ、わかる。」