鬼畜(77)
ペロン。 「ひゃぁぁぁ!!!//」
み、耳舐められたっ!みっ//////
真っ赤になってる耳をバッと手で押さえ、すぐにベンチから立ち上がろうとした!
がっ!!両肩をがっつり捕まえられ、少し浮いた腰は、浮いたコトも忘れるぐらいの速さで元のベンチへとリバース!そのまま上半身だけ寝転ろがされてしまった。
真上に見えるのはキレイなお月さま・・じゃなくて、空の顔。
う・・////
「いっ・・たっ。」
背中にあたるベンチの硬さでの痛み・・・ううん・・違う。
また、あの痛み。
ズキン・・。「っ!」
顔を歪める私に気付いて、空は肩を掴んでいる手の力を緩める。
「どっか、打ったか?」
声が優しい・・
「・・また・・痛い・・。」
「え?」
「胸が・・」
「・・どんな風に痛いんだ?」
「んー・・ ズキンってくる・・」
「いつから?」
「・・・・んと・・
今日・・イベントから帰ってくるトコから・・かな。急に苦しくなって・・
最初は着慣れない服のせいかなと思ったんだけど、脱いでも変わらなかったし・・」
「・・痛くなる前、なにか考え事とかしてね?」
「え?・・・・」
んー・・・
んー・・・
んー・・・ ・・・・と
アレ・・?
んー・・・
なんか・・
え・・
っと・・
なんだろ・・そういえば・・
この痛みが出る時って・・
必ず・・
私・・
空のコト・・考えてたり・・してません・・か??
へ?????????