鬼畜(64)
空の隣にいらっしゃる執事様が、コソコソッとなにか空に言っている。
??
その後、空は私から視線を外して俯いた。 ????
そして、
ふたたび顔を上げた 空の顔は・・
「は????」
てぐらいっ!誰?あなた??ってくらい
とってもとっても麗しい笑顔を見せ、周りの女の子達に微笑みかけてるっ!!!???
それにあわせて、更に歓声が沸きあがった。
「へ?空?」 マジで空なんですか??
その笑顔を見せたあと、空は
「今夜は、僕のハピバイベントへいらしてくださり、誠にありがとうございます。」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」「おめでと~~~~~~~~~」
ひぃぃぃぃっ!!
「楽しんでいってね♪」 ニコッ♪
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ????!!!
なんなんだぁぁぁ??今のはぁ??ニコッ??ニコッって笑いました??
そんな眩しい笑顔はどこから出してんですかっ??
ソレになに?あの歯の浮くようなセリフはっ!!しかも僕??僕って誰??
ぶぶぶっって噴出しちゃうトコだったよっ!!
笑いを押さえてると、空が一瞬、こっちを見た。
「わっ!!」 目ぇ笑ってるケド!すげー怖のオーラが出てる!私には見える!!
あ?コレは、私にしか見えないのかっ!!
でも、空はすぐに目を逸らすと、今度は高々と積まれたシャンパングラスの前に立った。
ソレと同時に、両脇にいる執事様がシャンパンボトルを手に持ち、上からグラスへと注ぎ始める。
シャンパンとグラスが光に反射して
キラキラキラキラ
「キレイ・・」 つい見とれてしまう・・
すべて注ぐと、執事様たちは一旦、後ろに下がられ、その前へ出てくるのは、
鬼畜・・じゃなく空。
あ・・でも・・空の金色の髪とそのシャンパンの色が見事に調和してる・・
キラキラキラキラ
はぁ・・くやしいけど、ホントにくやしいけどっ、マジで口にすんのもイヤだけど(どんだけだよ!
かっこいいんだ・・な///