鬼畜(44)
その後、
イケメン様からいただいた白い薔薇をゆらゆら揺らしながら、家に向って歩いていた。
頭の中は、
どういうこと??どういうこと??どういうこと~~~????
VIP??支払い済??なにも聞いてないよ??
空~~~~~~~~~~~~~~~~~!????
まったくどこに居んのよっ!!あいつはぁ!!
「あっ!」
そういえば・・あの時
・・空、・・忘れるな・・とか言ってなかった?
え??なに??どっかへ行っちゃう宣言だったの?あれ!
ち、ちょ、マジ????
く~~~~~~~~~~ヤだけど、ムカツクけど、もうこれしかない!!
わき道にそれると、バッと携帯を出した!
≪空≫
その名をディスプレイにだす。 ピッ!
~~~~♪~~~~♪~~~~~♪
出た途端、文句言ってやるんだから!!
~~~~♪~~~~♪~~~~~♪
ぜ~~ッたい、ぜ~~ったいに言ってやる!!
~~~~♪~~~~♪~~~~~♪
言ってやる言ってや・・出ねぇしっ!!
『只今、電話にでるコトができません』 機械的なお姉さんの声が流れ出す。
マナーにしてある??
携帯・・出られないトコに居るの?
それとも・・
出たく・・ないとか・・「怒」
後者だったら、ぶっ殺す!(←や、実際できないけどね!怖くてね!自覚有りです!
でも・・ほんと、どうしたんだろ。空。
私、疑問符ばかりだよ。