表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/162

鬼畜(4)



「あのぉ・・言ってるイミがよくわからないんですけどぉ・・・」

眼光に固まりながらも(メデューサかよっ)、そう聞くと、



「飲み物はどうされます?お嬢様♪」


いきなり、さっき聞いたあの甘い声が、眩暈しそうな微笑みを付けて、目の前にいる鬼畜の口から・・

出・・た・・


「て!!!っえぇぇぇぇっ???」

思いっきり叫ぶ私の声に鬼畜は耳を塞いで、一歩下がる。


「っせーねっ!」

「だっ、だっ、だってっ!!そっ、そ、そんなっ」

言葉にならないっ声を出し、私は鬼畜から10歩下がった!


「なに、その距離。」

あきらかに不機嫌な顔で聞かれる! 「うっ・・」


「ま、お前には使わねぇけど、この営業用は♪」

そう言って、口角を上げ、近づいてくる。

「ちっ近づかないで~~~~っ!!」思いっきり、両手を胸でバッテンし、身構える。

「は?俺の客だろ?なに言ってんだよ今更。」

「は?」 客?誰が?誰の?

大体、100歩下がって客だとしても、

ココは、あなたの方が客に仕えなきゃダメなんじゃないのですかっ??

コレって、ど~みても、私に仕えてないよね??!!

「俺の客になれるなんざ、奇跡だぜ、お前♪」

「は?」なになになに言ってんのこいつ???


たしかにっ!!ムカつくけど、目つき悪いけど、性格もちょ~最悪だけど、

鬼畜だけどぉ!

ムチャクチャイケメンだってーのは認めるよっ!!認めたくないケドね!!ホントはねっ!


だ・け・ど!!!

「私はあなたなんて指名してないですからっ!」 「?!」

「もっと、優しくて紳士な人が好きなんです!」 言ったぁぁぁぁ!!!

顔見てはさすがに言えなかったけどっ!ちゃんと言ったもんねっ!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ