鬼畜(28)
授業の始まった校舎は静まり返っていて、私のその声だけが響く。
「き、聞かれちゃうよ・・///」
「美未香の声がそれ以上大きくならない限り大丈夫だって。」
チュ
「うっ///あっ//」そう言って、唇を首に吸いつけてくる。
だめ、声の調節なんてできないかもしんないじゃん!!///
もし、万が一、大きな声出ちゃったら///
「あん//」
考えてる途端、そんな声を出してしまった!!
い、今のはヤバイんじゃ・・
「う~~~・・ん」
?空??
動きを止めて、なにやら考え込んでる様子。
「・・ガッコ終わったら、店に来い。」
そう言ったかと思うと、さっさと私の体を離して、立ち上がる。
「へ?」
「必ず来いよ!!」
「ひっ!は、(ヒーハーじゃなくて!)はい!!」
空は一睨みすると、そのまま階段を降りて行ってしまった・・
な・んなのよっ///
こ、ここまでしといて!「ん??」
ひゃぁぁぁあ////なに恥ずかしいコト思ってんの私!!??
そ、それは、つまり続きをしてくれ~~~ってコトだよっ???
う・・///
ばかばかばかばか!!冷静になれ~~~~~~~~~
ギュっと体を抱きしめ、キモチを落ち着かせようとした。
でも、
なかなか、空の唇で触れられたトコは治まりがきかない・・熱いっ・・