鬼畜(23)
「がっこ・・行きたくない」
次の朝、
そうベッドの上でグダグダしてると、
「美未香―!お友達が迎えにきたわよー」とママの声がする。
友達?
誰?りかちゃんかな?んー・・でも、りかちゃんはいつも車で登校してるし・・
「支度まだだから、先に行ってもらってー」
そうママに伝えてもらうと、
ノソッっと体を起し、制服に手をかけた。
「はぁ・・やっぱ、行かなきゃダメかな・・」
「ダメだろ」
「そう・・」 へ??
バッ!!
「わぁっ!!」 そこに、相馬くんがっ、いや相馬くんに化けた空がっ立ってんじゃん!えっ??
「なに勝手に家に上がってんの?マ・・ママは・・」
「ふ・・お前のママは俺の事良~く知ってて♪「学校一の秀才がウチにきてくれるなんて感激~♪あがって待ってて~♪」とか言って、仕事へ行ったぜ?(笑)」
は!はぁっぁぁぁぁ????!!!マッ、ママ!それはあまりにも無責任じゃございません??かりにも、私達、思春期まっさかりの男女ですよっ???!!
「アブねえな。」
「は?」
「そのカッコ」
「え・・」
自分の格好を改めて見る。
「げっ!////」 キャミとスエットパンツ!!
下はいいとして!上はキャミ1枚だった~~~!!!!
バッと胸元を両腕で隠し、空に背をむける。
「あ、あのねっ!!一応、お、女の子の部屋なんだから!!///そ、その勝手に入ってこな・・!!」ひゃぁぁあ///またも、私の見られたくないものを見られた~~~~っ!!
そう怒鳴ってる最中に、
いきなり、後ろからギュッとされた。
「/////!!」