鬼畜(20)
「なんで?!そんな事してなんかイミあんの?え?大体、髪はどうしてんの?(ソコか?突っ込むとこ?)」
「あー・・だって、空のまんまで学校に来ると色々大変なんだよね。女の子散らすのとか」
あ。あぁ確かに・・て!自慢かよ!
「あと、髪は・・」
そう言ってなにやら頭に手をやる空。
パサッ・・
「--!!!!」
黒い髪が一気に外れて、中から、あの見慣れた金色の髪が現れた!!
「はっ!!!え??」
パニくる私に、
「ヴィッグだよ♪相馬になる度、染め直してらんねーだろ?
それに俺、成績いーから、制服。頭髪検査は一切フリーパスなんだよね♪だからぜってーバレね♪」
うっ!確かに!確かに相馬くんはこの学校一頭いいよ!でも、ソレは相馬くんであって!空じゃないでしょー
え?相馬くんは空だったんだから、空も頭いいのかっ??!!
ああっ!!わかんな~~~~~~~~~~っ!!ややこし~~~~~~~~~っ!!
「おい、ちゃんと、理解できたか?」
その相馬・・空の問いに、
首を傾げ、「ん~~~~~~~~と・・」と答えると
「は・・ホントばか。」 と言われた。
はいはい。いいですよ。バカで結構ですよ。
確かに相馬く・・空からしたら、私なんて、ちょ~おばかですから
私はもうなにがなんだかわかんなくっていた。