表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
153/162

鬼畜(154)


「ありゃ、間違いなく、絵里子の声だ、」


「は?」え・・りこ?


「空の・・元カノ」


「――――――――――――!!!!」

オーナーのその言葉に全く疑惑を持って居なかったと言えば嘘になる頭が動き出す。

電話口からの女の人の声って、やっぱり・・

お母さんとかお姉ぇちゃんかもって思ったのはただの私の望みであって、

ホントはホントは――・・


「空は絵里子んとこへ行くって出ていったんだろ?」

オーナーの言葉に、リクさんとりかちゃんが私の方を向く。

このことはまだ・・2人には言ってないこと。

今回の事は空と私の中で決めたことだし。

空の過去の事をベラベラしゃべるわけにもいかないじゃん・・


「空と絵里子の事なら俺もリクも知っている。りかは・・」

「少し」 ぽそっとりかちゃんが答える。

え?あ、まぁ、オーナーは知ってるよねそれで色々と面倒してくれたって言ってたもんね空。

でも、まさか、リクさんやりかちゃんまでもが少なからず知っていたなんて。

そのコトにまず驚いた。


「りかはともかく、俺とリクと空は昔からのツレだからな。」

「へっ?」

次に驚かされたのはこの一言で!


い、いきなりなんのカミングアウトですかっつ!!??っつーぐらい驚いた!


「・・まぁ、この話はいい。空の携帯のgps機能で居場所を特定してっから、安心しろ。」

そういうと、オーナーはぐるっと椅子を回して私達に背を向けた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ