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鬼畜(150)


ここが麗騎士であることは間違いない。

でも、こんな隠し部屋みたいなとこがあったなんて知らなかった。

ここは一体・・っ

黒い壁に黒い扉が何個かあって、その一番奥のど真ん中に君臨しているこれまた真っ黒な扉に近づくと、

「俺。」と一言。

―――って! えっ??お、俺??リクさんが俺??

目を白黒させてる私にはお構いなしでその扉を開け先に入り込むリクさんの後ろ姿を見て、なんでか心臓がドキドキした。

いままで隣に居た人は本当にリクさんだったんだろうか??

もしやッ双子の兄か弟なんではっ!!それっくらいリクさんの変貌ぶりに驚いた。

りかちゃんもさぞかし驚いてると思いきや、

え??

お、驚いてない??全然平静な顔してる???

もしかしてりかちゃんはこーゆーリクさんも知ってる????

思いっきり眼見している私に気付いたりかちゃんがこっちを向いてペロッって舌だした!

そ、それは知ってたんだっ!!ってわからせてくれるのには一番手っ取り早く。

でも、一応、確認のためこっそりとりかちゃんに聞いた。

「リクさんの兄弟じゃぁないよね。」

「うん。リクだよ。」

どうやら本物であるらしい・・。私は1人、ガックしと肩をおとした


そんな話をコソコソと扉のトコでしていたら、

「早く入れ。」 と静か~に威嚇された。

言われたとおり部屋へ入ると、チラッと上を向いてリクさんの顔を見る。

照明のせいか、その表情はいつもの上品でキレイな顔じゃない!

いや!キレイさは変わんないんだけどもっ!!

そのっ、

上品と言うよりはっ、鬼?!!

き、鬼畜ヤロー空といい、リクさんといい!!

ここは鬼の宝庫かよっ!!

鬼ケ島かよっっ!!!




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