鬼畜(147)
それは学校が始まっても同じで。
携帯を何度見直しても空からの着歴はない。
なんだか嫌な予感が頭をよぎる。
1時間目が終わった時点で、もうたまらくなった私は教務室へ向かい担任に「相馬くんは休みなんですか?」
と、なんでお前が聞く?みたいな事を勇気を出し聞いてみた。
すると、担任の口から
「あーなんか、風邪をひいたらしくしばらく休むって家の人から連絡が来てたぞ。」
と意外にすんなり教えてくれる。
「はぁ・・風邪ですか。」 ここにも出てくる家族の存在。
やっぱりちゃんと家族いたんだ?空。
「なんだ?鈴木、直接彼氏に聞いてないのか?」ニシッ♪と笑われ、
「なっ!///、なんでそんな事を先生が知ってるんの?!」
と驚いた!
「そりゃ、学校1の秀才のことはチェックしておくだろ~
でも、驚いたなぁ、まさか、お前とはな~、じゃ、今度の期末はさぞかしいい点数とるん・・」
「し・つ・れ・い・します!」
話の途中でそう言い、教務室を出た。
あ~~も~~(怒
余計なこと言い過ぎ!あのクソ担任!
それにしても!
学校に休むって連絡入ってた。
お店にも連絡は来ているのに
唯一、私のところにはメール1つ届いていない
家の人から電話っていうのがどうも引っかかってしょーがない
家族と居るなら、私のとこにメールなりなんなりできるんじゃない?
それを出来ないってことは・・
かけられない状態にあるってこと。
ドクン。
今、私・・なにを思った?
心臓が大きく鳴る。