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鬼畜(146)


あー・・っ!!ダメダメ

このことを相談するって事は

空が誰にも言えずに悩んでたことを言うようなもの

私が勝手に言っちゃいけないコトだ


またしてもリクさんからの問いかけに答えずにいると、


「その状況が明日も変わらないようでしたら、すぐに教えてくださいね。」


「・・・え?」

顔を上げた時はもうリクさんは私に背を向けお店に入るところだった。


もっ、

もしかして!また私、顔に出してしまってたんじゃないかっ??

そんな心配がよぎる。


空にはもちろんりかちゃんにまで読まれるほどのこの正直な顔を、あの勘の鋭どいリクさんが気付かないわけがない!!

現にハピバン時、私の変装をすぐに見破ったくらいの人だしー!


な、内容は言ってないからセーフだよね??

何かあったんだな?くらいにしか思われてないよね??

うん!絶対にそうだ!

そういうことにしておこう!←おい


これ以上、リクさんに会ってボロが出ちゃまずいと思った私は

とりあえず家へと帰ることにした。

どっちみちあそこに居ても空に会えそうにないし。

さっき、言ってた家族っていうのが本当にあるなら、今日はそこに泊まるだろうから

あの部屋にも帰ってこないだろうし。


でもさ・・

メールでもいいからさ

ちょっとでもいいからさ

連絡くれたっていいんじゃね?


空、連絡するって言ったじゃん。


だから

夜も眠らず待ってた。

空からの連絡がいつくるかわかんないから眠れない。

もしかして?って思う気持ちが私の脳をぐるぐる駆け巡って更に眠気を飛ばしている。


おかげで、今朝はちょー寝不足。

一睡もできなかった私は目の下にクマをつくったまま学校へと向かう。

学校で会えると思ってた。

昨日は連絡よこさねーで悪ぃって笑う空に何か文句の10や100ぐらい言ってやんなきゃと思って眠たい目を体を無理やり動かし学校に行った。


でも

学校に着いても廊下を歩いても教室に入っても空の姿はなくて。





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