表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/162

鬼畜(139)


クッソ~~~~この状況で反撃してくるとはっつ!!

なろぉ!

「れ、練習するもん!!空のばーかっ!もう寝るから家に入るっ!」

「なっ!!」


悪者の棄て台詞のごとくそう言葉を吐き捨てると、すぐに回れ右して駆け出そうとする。

それを空は私の腰に腕を回しこんで軽々と阻止した。

そして、力強く後ろから抱きしめてくる

「--////ぅ、はなっ・・し!」

一応は抵抗してみたがそれは無理なんだとわかり、

はぁ・・と深くため息をついて大人しく動かずに居ると


「オーナーにOK出すぞ?マジでいいんだな?」

そんな確認をしてきた。


「・・・うん」

さっきそう言っちゃった手前、それしか言えない。


「・・・・・」

「・・空?」 なんで何にも言わないの?


「ホントはさ。

お前に話そうか悩んでた。

話したら、またお前が・・辛い思いすんだろうって思ったし、だったら、何も言わないでそんなショーなんてやらねぇでこのまま麗騎士で働いた方がいいんじゃないかって。」

「・・・・」 

「でも美未香にとってはソレが一番、嫌なことなんだって気付いた。

俺が反対の立場だったら、ぜってぇヤだかんな!」

「!」


「悪ィ、勝手なコトばっか言ってんな俺。」

「・・・・空」


「・・・」

「大丈夫だよ。信じてるからさ。」 そう自分にも言い聞かせてる。

 

「ん」

それを聞いて安心したのか

空は抱きしめてる腕をゆっくりはずして軽く後ろ髪にキスをした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ