鬼畜(133)
「でも、・・」
りかちゃんは続けた。
「オーナーはフッって笑ったの、。」
「??」
「その状況でなに?って思うでしょ!
そしたらね、空に「神を潰す権利をくれって事か。」ってわけわかんない事言い出したのよ!」
「え・・」 潰す・・権利?
「でも、そのオーナーの言葉に今まで笑ってた神がピタッと止まって、固まった。」
「?」
「空の言った言葉の意味をオーナーはわかってて、それを意味した言葉は神にもわかったらしく、リクもソレ聞いて固まってた。私だけは何がなんだかわかんないから、ど~ゆうこと?って聞いたのね、そしたら、空もオーナーもリクも真剣な顔してるじゃない?ただ1人神だけは真っ青になってたけど・・。」
「え・・?私もわかんない」
「でしょ!くやしいから、こっそりリクにその意味を聞いたらさぁ・・
・・どうも「潰す」は、業界削除=二度と表に出れない顔形にされる。ってイミで「権利」は、空がソレを自分にやらせてくれって言ってるんだ!って!」
「っ??」 え?削除??え?二度と?表にでられない??そ、空っ??
「・・本気だったみたいよ空。その意味聞いてから空を見たら目つきがいつも以上に鋭かったし。」
「!」
「んと、ここまでが、私も一緒に居て聞いてた話。」
「え?」
「そのあと、オーナーが空と2人で話をするから。って言って私もリクも神の奴も部屋から出させられたの。神は逃げる可能性があったから、チーフを呼んで別室に禁固されてたたけどね。」