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鬼畜(128)


完璧、遅刻で学校に着くと、1時間目の授業を終えた人たちが、廊下の途中にある掲示板に群がっている。


「?」 なんだろ??


空をチラッと見ると、平然とした顔でそのまま足を止めることなく進んでいく。

あまり他のことに興味わかないんだろうか?

それとも、もう相馬くんモードに入ってるからか??

な~んて思いながら、その人だかりをスルーして行こうとした時、

「なんで退学なの~~??」「とうとうダメだったのかなぁ?」

「校長に抗議だよ!」「麗騎士にもだよねっ!」


え?今、麗騎士って言わなかった?


人だかりの多数は女の子、そのたちが見上げてる壁に目をやると、なにやら紙が貼られてる。

それがなにか見ようとしたら、

グイッ! 「?!」

いきなり空に腕を掴まれ無理やりその場から離れさせらてしまった。


「そ(空)・・うま・・くん?」

その行動に違和感を持った私は、空の顔を見る。


「・・・」


何も言わない。しかも前を向いたままだし!

「もしかして、あれがなにか知ってたりする?」

ほぼ確信があった私はそう言い放った。


「・・・・」


まだ何も言わない。

コラァ! とは言えないから、そんな顔をしてみた!

そしたら、

「はぁー・・」 とため息つかれたっ!!


今度こそ、言葉に出してやろかと思って

「神・・」

「コ“ラァ!あ?え??///」

し、しまった!!出しちゃった~~~~~~~~~~っ!


「・・お前ぇ、今夜おぼえとけよ」


「う“!!」 が、学校だから、相馬くんに変身中だから、大きな声じゃあなかったけどっ!声殺して出したそのセリフはかえってこえ~~~よ!!


「すいません、お許しください、私が間違っていました、以後、お言葉には気をつけます。」

ありとあらゆる侘びの文々を述べ、チラッと空を見ると

「ふん」

と、まだご機嫌が宜しくないみたいで・・私は話を元に戻す事にした。


「さっき、相馬君、神って・・アレ、神さんの事?」


「・・・」

まただんまりかよ!

「・・ああ・・たぶん」

お!しゃべった!でもなんだよ、そのたぶんって?!

「あの子達、退学とかって言ってたけど、神さんが退学するってこと?」


「・・・ああ」

「――っ!!え??なんで??」

「しっ!」

あ・・っ!思わず大きな声を出してしまってそれを空が自分の口に人差し指をつけて

黙らせる。


「声、でぇけよ、態度もでけぇけど。」

「っ!」 なぬっ!(怒

て!そんなことで怒ってる場合じゃなかった!

「なんで、神さんが退学なの?」

今度は小声でそう聞いてみた。


「りか・・から、なんも聞いてないんだ?」


「え?」 りかちゃん??



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