鬼畜(126)
カプッ
「わ!」
ワタってる私の隙をついて手にあるパンに喰らいついてくる空。
「うま♪」 ペロッ♪
「う///」
かっ、可愛い~~~~~~~~~~~~~~~//////////!!!!
じゃない!!!!!
「////ちょっ、空、何勝手に食べてんの?!もぉ!!」
「コーヒー」
「は?」
「コーヒー飲みたい。」
はぁぁぁぁ?????
「自分で入れればイイじゃ・・」
ギロン
「--うっ・・!!」
「コ ー ヒ ー 」
「はい!ただいま!」 ダッシュでコーヒーカップを取りに走り、即、コーヒーをお出しいたしました。
「ご苦労。」
ハッ
何かが違う!!
「ッ熱ィな。」
「あのぉ・・」
「あ?」
「なにかおかしいとおもいますが・・」
「あん?」
「その・・どーしてでしょう?ココ、私の家なんですケド?」
「わぁってんよ、んなコト。」
「えーと、先ほど食したものは私の朝食なんですケド?」
「あー・・気にすんな。」
ピキッ
「んでもって、今、お飲みになられているコーヒーですが、なぜに私が用意しなくてはならなかったのでしょうか?」
「ん、コレ上手い。」
ピキッ
ピキピキピキンッ
「ていうか!!いつから居たのよっ??!!き~~~~~~~~~~っ!!!」
頭の血管が何本かキレた私は近くにあった造花を振り回し暴れた!
「ははっ♪落ち着け美未香、お前が着替える前から居たんだよ♪」
「はっ??」
え?着替える前??
んー・・と、着替え・・着替え・・着替えてるの知らなきゃ・・着替えてたってコトわかんない・・よね?
え??
っーことは・・ つ・ま・り??
チロリ
「思わず、理性なくすトコだった♪」 ニッ
「////////!!!!!!」
こっ、こんのぉ~~~~~~~~~~~~~~~っ“!!!!
「ドスケベっ!!変態っ!!!ドコでも発情魔~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!!」
「あはははっ♪朝は元気いいね♪」
怒りまくる私に、全然余裕かまして微笑み続けてる空っ
くぅぅっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~//////
「ホラ時間だ、行くぞ。」
そう言ってカバンを手に取ると、空いたもう片方の手を差し伸べてくる。
「は?あ、あぁ・・うん///」
とりあえずその手を取り、一緒に玄関を出た。
結局、とことん空ペースである。
でもさ・・なんかさ・・このシュチュエ―ション・・
鍵をしめてる私の側に、空が居るって。
その・・//2人して同じ家から出てさ・・えっと//
こんなのってまるで、
私達、夫婦みたいじゃない?
や、テレるな/// ドキドキしてきちゃったよっ///
真っ赤な顔して、カチャカチャと鍵を回してると、
「なにそんな緊張してんの?」 すぐ真横に顔を引っ付けてきてそう言われた!!
「ひえっ!!///」
「そんななん回も回したら、逆に開いてんぞ?ホラ。」
ガチャ
「あ」
「つったく、学校に行く気ねぇんだったら、そう言えよ。」
「へ?」
「鍵を閉めねぇってコトは、ココに居たいってコトだろ?
2人で♪」
「え」
2人・・で?
「いいのか?」
「え」
何が??
「俺、もう止まんねーぞ?」
「え」
だから、何が??
「つか、限界。」
「え」
グィッ!
「っえ??」
鍵をサッと抜くと、私の腰を引き寄せて出たハズの玄関へまた逆戻りした!
バン!
閉じられた玄関の扉にそのまま押し付けられ、空の両腕が私の顔の両側に置かれる。
目の前上には空の顔。
右も左も前も後ろも逃げ場を無くされた。