鬼畜(125)
暗闇に消えようとしているその背中を私は後ろから抱きついた。
「っ?」
足をとめてくれる空。
くっついたヵ所が冷たい・・。
っ空・・・
「明日は・・」
「ん?」
「もう・・来てくれない?」 キュッ・・
それが、それが心配で、おもわず抱きしめてまで空の事を引き止めてしまった。
「ふ・・
また、明日な。おやすみ」
え?
空はそれだけ、言うと、しがみついてる私の腕を外し、頭にポンと1回手を置くと、魔界・・じゃなかった夜の暗闇の中へと消えて行ってしまった。
そ、空、
「また明日」って・・
え?
って事は!明日も、絶対に来てくれるってコトだよねっ?そうだよねっ!!
よ、よ、良かったぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~っ!!/////
ちょー安心した私は、その後すぐに部屋へ戻り、
ニマニマしながら、ふかふかベッドに潜り込んで眠りについたっ!えへへへへっ/////
朝起きると、机の上に私の制服が置かれてて、そのまた上にメモが、
【夜にりかちゃん家の使いの人が持ってきたよ。ママより】
と書かれて置いてある。
昨日、りかちゃんの言ってたとおり、ちゃんと私の制服は届けられていた。
しかもご丁寧にクリーニングまでされているしっ(驚っ!
あっ、ありがとねっ///りかちゃん。
早速、着替えて、仕度を済ますとキッチンテーブルに用意されてる朝ごはん用のパンに手を伸ばす。
「いっただきま~♪・・」 と口を開けたトコロで、
「あ~ん」
「へ?」
「俺にも喰わせろ。」 ニッ♪
「へ///?
・・・ぇぇえええええええっ????!!!!」
いきなり、目の前に現れた鬼畜!あ、いや、相馬くんの格好だから、いつもよりは鬼畜化半減してますがっ、っがっ??!
「っえっ???」どっ、どこから入ったの??ていうか、いつからいたのだ??