鬼畜(123)
ハッ!と!そういえば、この衣装・・りかちゃんに返さなきゃいけないじゃん!
制服だってりかちゃん家に置きっぱなしだし。
まだ、リクさんと居るのかなぁ?
ゴソゴソと携帯を取り出し、りかちゃんにかけてみた。
~~~♪~~~♪
ピッ。
「あ、りかちゃん?」
「あー・・っと、美未香、どうしたの?」
ん?
なんか、りかちゃんの口調が変?
「えっと、今、タクシーで帰ってる途中なんだけど、借りた服どうすればいいかなって事と、私の制服を取りに行きたいしと思ってさ。りかちゃん今どこ?」
「あ、
ああ、その服はとりあえず着て帰って。美未香の制服は後から届けさせるから、心配しないでいいよ。じゃあね。」
ガチャ。
「えっ、?あ・・」
すっごくスピーディに返答され、切られてしまったよ。おい。
なんだ?りかちゃんらしくないって事は・・ないんだけど?
んー・・でも、いつものりかちゃんとは違う・・
なんか、すごく焦ってたような・・?
なにかあったのかな?
一体、どこに居たのかな?
んー・・・
お嬢の考えてることはやっぱり理解できぬ。
ま、とりあえず、この服と制服の心配はなくなったから、いいか♪
能天気な私は、それ以上深くは考えないことにして家へと向かった。