鬼畜(120)
空・・上手だなぁ・・ここ辞めても美容室で十分働けるんじゃない?――っつくらいキモチいい♪
ほわぁんとしながら、その感覚に酔いしれてると、
「!」
んっ・・
え・・?
髪を洗う手の動きが止まって・・
空が・・
・・・キス・・っしてきたっ!
ん・・あっ///っ
唇を舐めまわし、口の中へ入ってくる舌
その動きはまるで、神さんにされたキスを洗い流してくれてるようで、
隅々まで舐めまわしてくる。
シャワーのお湯が髪にかかると、その水滴が顔にも滴り重なる口へ流れ込んできた。。
私の汚れた唇は、その滴るお湯と空の舌で、キレイにさせられてく・・
泡が完全に消えたところで、空の唇が離れた。
「もう俺としか、すんじゃねーぞ」
そう言った空の言葉に涙が出た。
「う・・っ・・うん、もう、しない、されないよ!」
「ん。」
ニッと笑うその顔は、鬼畜なんて言ってごめんなさい!って謝りいれなきゃってぐらい優しい顔だった。
それから、変装を解いた私は、空とともにシャワー室から出て、ベッドへ・・
「してもいいか?」
「・・・ん//」
「なるべく・・痛くしないようにする。」
「!・・っ、・・あ、あのっ、空・・。」
「ん?」
「あの・・怒ってないの?」
「なにが?」
「・・今日・・ココへ来たこと・・」
「・・ああ・・その話は後からにしろ。」
「え?」
「まずは、させろ!」
「へっ///?!」