鬼畜(119)
「で?」
「へ?」
空がシャワーから少し顔をずらして、なにやら聞いてきた。
「神になにされた?」
「///っ?!」
目をゆっくり開け私を睨みあげるようにし、そう聞いてくる! 「うっ!//」
その眼光に動けず何も答えれない
「やられた・・?」
えっ?? ソレ・・言わせる?
「・・う///
・・うん」 思い出したくないのに・・
「―― くっ!!」
その私の返答に、顔歪め目を節目がちに落とす空。
ごめんね・・
空の言うとおり、バカだね私。
「・・キス・・されちゃった、ごめん。」
「は?」
「?・え・あの・・ごめん」 うわ!怒ってるよっ(><)
「キス?」
「う・・ん//」 何度も言わせないでよ!///
「だけ?」
「え?うん・・」
なに?
「・・・・・」
「・・・そ・・ら?」
なんだろ?
グイッ!
「!!?」 えっ?
シャワーの飛沫の中、空は私の体を引き寄せ、抱きしめてきた。
そ・・ら?
「はぁぁぁぁぁ・・っ」
そこで、思いっきり溜息をついた空は、
私の髪をくしゃくしゃっとし、また強く抱きしめてくる。
「っ?空?」
その行動がわかんない私は、空の顔を見上げた。
すると、
「ぶっ、変な顔。」
「だっ?」 とぉぉぉっ???
「このつけま長すぎじゃね?目の周りもパンダみてぇ。」
「へっ??」
その言葉に、あわてて横の壁にある鏡を覗き込むと、
「わ!」 お湯がかかってアイメイクが落ちかけてるではないかっ??!!
品質のいいアイラインを使ってくれてたから、そんなにひどくは流れていないけど、これだけのお湯を浴びれば、さすがに少し崩れはじめてきてる////ひゃぁ~~~ホント、パンダみたいだぁぁ!!
「そのまま動くなよ?」 「え?」
そう言った空は、手を伸ばし、液体の入ったポンプをとると、ソレを手の平で泡立て私の髪の毛を優しく洗い始めた。
クシュクシュ・・
わ・・気持ちいい・・