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鬼畜(111)


とっ!!、

いきなり後ろから声をかけられた!


ギックーーーーーンッ!!!


恐る恐る後ろを振り向くと、

「!」 

そこには、空に言わせると、ちょ~ヤバイらしい神さんが立っている!!

ひっ!よりによってなんで会いたくない人に会ってしまうんだ~~~~(><)


神さんは、私の顔をじっと見つめてきて

「・・お嬢様は・・」 

「う!」 ば、バレたかっ??!!バレたのかっ??


「初めて見るお顔ですね♪」

にっこりと笑顔でそう言う神さん。

「は・・」

はぁぁぁぁぁぁあぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~

バレてないっっ!!

よ、

良かった~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と、ホッとしたのも束の間、


「専属の執事は?」 と聞いてきた!!

「えっ!――っつとぉ・・あ・・その・・」

返事に困り、焦る私に

「?・・まだ指名してない?です?」

「えっ!!あ、う、ううん、ううん、し、指名はしてあります///あの、今から、その部屋へ行く途中なんです・・」 よし!とりあえず、乗り切ったぞ!


「では、部屋までお送りいたします。この先でよろしいですか?」

「ぅえっ!?」 

わわっ!この展開は考えてなかったよっ!

どうする?どうする?どうする??? と、心ん中で叫びながらも、神さんに手を引かれその先へと進んでしまってる私。

おーーーーーーーーーーい  この先、どう誤魔化す気ですかーーーーーーー!


あ・・だんだん空の部屋が見えてきた・・

でも、そこです・・なんて言えないし。 

はぁ・・ 空の部屋を通り過ぎようとした、そのとき

ガッ!

「――っぅ!!」

いきなり、神さんが引いてくれてた手を強く握ってきた!

そのまま、空の部屋の丁度反対側にある扉に体を押し付けられる!!


「なっーー!!う!」

何が起きたかわかんない私の顔の近くに、神さんは自分の顔を近づけてきて


「上手いね♪その変装♪美未香ちゃん♪」 ニッ


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