表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/162

鬼畜(11)


お昼休みになると、りかちゃんが、私の席に来て、

「リクから、返信きたよ~♪空の今日のシフトは4時からだって。」

「四時?」  んーと、今日は委員会も無いから、3時には学校を出られそう・・

それから、あの店まで30分ぐらい・・

ぎ、ギリギリ間に合うかもっ♪

「ありがと♪りかちゃん♪」

上機嫌で、お礼を言うと、2人してお弁当を広げ、食べ始めた。

あぁ♪食欲戻ってきたぁぁぁ!!



そうして、帰りのHRが終わると、私はダッシュで、校舎から出た!

今、3時ジャスト!

この歩くペースだと、もっと早くにお店に着けちゃうかもっ♪

ふふふふ♪ヨシッ!これで、あの鬼畜に会わなくてもいいぞっっ♪

あいつの悔しがる顔が目に浮かぶよ♪

ザマ~ミロ




「ザマ~ミロ」


・・・・・・・


へ・・・・?????


お店に着くなり、扉にもたれかかったその人物に・・そう

言われ  た・・っ!!・・・・・この眼光・・っ


「はぁぁぁ~~~~~????なんで?????」


それは、紛れも無いあの鬼畜で!!空で、いや、鬼畜空でっ?

あぁっ、もうどっちでもいいっ!!

とにかく空で!


「なんで!居るのっ!!今日は4時からじゃ・・」

ハッ!そこまで言って口を押さえた。

ヤバイ、空のシフト調べたなんて知れたら、しかも、それを知ってワザとずらして来たなんて知れたらっ!また何をされるかわかんない!!


「なんで?さぁ?何言ってんの?もしかして、俺、居ないと思ったの?」

「うっ!」

「まさかな~・・俺、指名しといて、ソレはねぇよなぁ、な?」

「えっ!あっ、はいそんな事はっ決してっ!!」

て!もう空ペースじゃんっ!!また、お嬢扱いされてないし~~~


「さっきの言葉。」

「へ?」

「美未香の顔がそういう顔してた。ザマ~ミロって♪」ニッ♪

「!!///」

こ、ココロん中、読めるんですかぁぁ??あなたっ!!

しかも、その笑顔はマズイでしょ~~~~~~~~~!!!

くそ~~~イケメン恐るべしっ!!笑顔だけで、悩殺されるとこだった!

くぅ!こんな奴にぃ!!殺されてたまるかっ////


「ふ・・じゃ、来いよ。」

そう言って左手を差し出してくる。


う!・・こ、・こういうトコは・・すごく紳士なんだけどな・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ