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出場者入場

初投稿ですお手柔らかに

12代目魔王グラウシェラーの寿命が迫っている中、魔王グラウシェラーはこう宣言した。


「魔族で最も強いものを次代の魔王とし儂の全ての財産と名誉を明け渡そう」


とその言葉はある者を修行の沼へ駆り立て、させまたある者を思考の海に駆り立てた。


そして、皆平等に欲に駆り立てられた。そして時が経ち、各種族から最強の魔族32名が選出された、欲と謀略と怨嗟の入り乱れる魔族の頂点を決める魔族にとっての聖戦、魔王戦トーナメントが今開幕する。


「Aブロック出場者入場」


そう高らかに宣言され各種族最強の名の知れた戦士が続々と入場してきた。


「スクリム族族長 軟体式体術最強 忍耐のビスカット

竜人族の無敗戦士  槍使い  万手将のガラム

スコラプ族美女  吸収悪魔  嫉妬のプロチュート

幻狼族の戦略家 幻影の魔術師  老狼クロガネ

機械人の希望 カラクリ人形  慈愛のオマトン

精霊族の守り人 木属性魔術の使い手 守護のドライア

蛇の魔物の頂点  元11代目魔王  蛇王ナーバス

稀代の侍 金剛仁王 剣豪バサラ

これにてAブロック出場者の紹介を終わる」


「おお」

観客から感嘆の声が上がる、普段自分が目にかかることのない各種族の戦士たちが一堂に介している。

一般人が感嘆の声を上げる理由としてはこれだけでも十分だった。


だが、選手たちは違った互いに観察しあい、牽制しあった。


そう、この時からもうすでに試合は始まっていた、互いに神経を擦りう減らしていた。


「対戦総則を発表する」

「総則1勝負以外で相手の肉体を負傷させることを与えることを禁止とする。

 総則2勝負前の精神誘導などの心理戦などの番外戦術は可とする。

 総則3武器の持込みは可能だが対戦前に運営に申告し申告した以外の武器は使用不能とする。

 総則4相手が降参を宣言した場合これ以上攻撃することを禁止とする。

 総則5相手に負けた場合消滅することとする。

 総則6相手が消滅したエネルギーを以って傷を癒す事とする」


絶句または恐怖とも見えるが一部を除く参加者を支配した。

だが参加者はそれでも己の誇りのため、一族のために勝たなければならないと己を奮い立たせた。


「対戦カードを発表する」

この言葉が審判の口から出る頃には参加者の神経はすり減っていた。


第一試合

嫉妬のプロチュート

vs

剣豪バサラ


第二試合

蛇王ナーバス

vs

老狼クロガネ


第三試合

慈愛のオマトン 

vs

守護のドライア


第四試合

忍耐のビスカット

vs

万手将のガラム


「これにてAブロック出場者への説明を終わる。各自明日に備えて英気を養いたまえ」


そうして、激動の始動式がおわった。


魔王戦開幕である。

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