化け物退治ー変身
どうぞご覧下さい。
例の何処でも部屋の中で動けない毒沼はギャーギャー喚いていた。 流石に鬱陶しいので、黙らせる事にする。
「はい、黙りましょうね~」
わたしが手をパンと叩くと、毒沼の口が閉じて喋れなくなった。 それでも喚いてウーウー言っているが無視する。 私は少し離れると、胸元からペンダントを取り出し言葉を紡ぐ。
「ドレスチェンジ」
水晶から放たれる強烈な光に私は一瞬で包み込まれ、毒沼は突然の眩しさに目を閉じてウーウー言っていた。 光が収まり変身を果たした私は高らかに言い放つ。
「悪を滅ぼす漆黒の炎、闇に輝く銀の星、悪人滅殺、滅殺ガール! ここに見参!」
台詞と共にポーズを決めた私を唇が開かないままで、顎を限界まで開けた毒沼がいた。
「びっくりしました? でもこれからですよ、メインは」
私がニッコリ笑い掛けると、毒沼は通常有り得ない事態に陥って居るのを肌で感じたのか、額から汗をに流していた。
「えっと、先ずはあんたが水谷さんにした事は知ってるから、其れを前提にして質問するから答えてね」
毒沼の目がこれ以上ない位に開かれて固まっている。
「喋れる様にするけど、余計な事を口走ったらお仕置きしちゃうから、そのつもりで」
そう言うと私は毒沼の無言の縛りを解いた。
すみません、色々読みふけっていました。
ここまで読んで頂き有難う御座いました。