〇え~?
どうぞご覧下さい。
“ジリリリ”
「んあ……う~ん」
いつもの様に3回位で目覚ましを止めて、モゾモゾと起きる。 固まった体を伸ばしながら深呼吸して、窓に向かう。
「オハヨウゴザイマス、マスター」
「うん、おはよう」
ん?! 私は鈴の音の様な声がした方を振り向いた。 机の上に昨晩考えたデザイン画通りの人形がこちらを見ていた。 我を忘れ近付いてまじまじと観察してしまった。 お辞儀をして手を振る自分そっくりの人形…………か、か、可愛いーーーー!!!
「ど、ど、どうやったの? めっちゃ可愛いんだけど」
「マスターノデザインノトオリニ、ツクッタダケデス」
私は何となく指で頭を撫でると、人形が気持ち良さげな感じななった。 手の平を差し出すと、チョコンと乗って来る姿見て背中がゾクゾクっとした。
(ああ……何かしらこの感じ、手の平に乗っているこの子を見ていたら表現し難い気持ちが止めどなく溢れて来る)
今まさに、私の脳内劇場にこの子とお花畑で笑い会う少女漫画な世界が吹き荒れているわーー!
「も、もしかして……これがも〇~と言う世界なのかしらー?」
ああ……何だかいけない世界へ足を踏み入れてしまいそう……。
はよ、悪党を殺りに行かんかい!
ここまで読んで頂き有難う御座いました。