先ずは格好から
どうぞご覧下さい。
私は自分の状態を確認して行く。 体に密着し色は黒、所々金と銀のラインが入ったボディスーツ。 映画の女エージェントが着てそうなタイプで良さげな感じ。 体を捻りながら見てたけど客観的に見たいので魔力で鏡を出すことにした。
「出でよ、全身が写る鏡」
パチンと指を鳴らすと目の前に鏡がポンッと出てきた、魔力ってめっちゃ便利。 鏡に写る私、かっっっっこいいいいいー!! 調子に乗っていろんなポーズを決める私。
「うんうん、良いね良いね。 完璧!」
「ほお、人の間ではその様な服が流行りなのか?」
私がキャッキャ騒いでいると、ルシフェルさんが聞いてきた。
「流行りかって言われると、違うと思う」
「そうなのか」
「うん、流行ってない。 でも映画とか戦うヒロインが着てたりするかも」
「映画……ああ、架空の物語を映像にしたものだったな」
「そうそう、それでそんなヒロイン達がカッコいいの! やっぱり悪を倒すならそういう格好をしないとね!」
と言いつつまたもポーズを決める私。 そこでふと思い付いた。
「あっ、そうだわ。 名前決めないと」
「名前?」
「そうよ! 戦うヒロインなんだから、名前がないとね」
軽いけど腸炎になり、病み上がりで休日出勤までさせられて体がガタガタ(ToT)
ここまで読んで頂き有難う御座いました。