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私の仇は

どうぞご覧下さい。

「うんうん、勉強になります」


 ルシフェルさんの意外なほど丁寧な説明に、有り難やと手を合わせる私。


「よろしい、ではさっさと終わらせるか」


 ルシフェルさんは今だにんーんー言ってる健汰に止めを差そうとして右手を上げた。


「ちょっと待って、ルシフェルさん」

「ん? どうした? まさか今になって怖じ気付いたか」

「ううん、違うわ。 私はこれからこの国の害虫を駆除しなきゃいけない。 だから、ここでその練習をしておきたいの」

「練習?」

「だから、私に殺らせて」

「ほお」


 感心したかの様なルシフェルさんの声に私はニコッとしながら言葉を続ける。


「それに、そいつは私の純潔を奪った、そして殺そうとした。 ならその仇を取るのも私でなきゃね」

「…………ハッハッハッハッハ。 良く言った、それでこそ我が契約者よ。 分かった、そなたの意識を元に戻そう」

「ええ、お願いします」

「いいな、空間の維持、鎖のイメージ、発言の禁止これ等を意識して置かなければ元の空間に戻り拘束が解けてしまう、心せよ」

「はい、じゃあお願いします」


 その言葉の後、一瞬目の前が暗くなった。 そして意識と体が1つになる、私の意思が全身に行き渡って行く。 言われた3つの事を意識しつつ、わたしはゆっくりと目を開けた。

体がだるいです。

ここまで読んで頂き有難う御座いました。

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