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冥土さんが往く  作者: セフィール
メイドの始り
4/20

可愛い。

「はい、ドウルちゃん。あーん。」


 ……パク。


「キャー!、ドウルちゃんがパクって!パクって!。可愛い~。ね!、アルジェントちゃん!」


「そうですわね。お母様♪。ドウルちゃん、おいちかったでちゅか?」


「……美味しいです。」


「そうでちゅか。それなら、ちゃんと食べさせてくれたお母様に、お礼を言いまちょうね♪賢いドウルちゃんなら、できまちゅよね?」


「……ありがとうございます。母上。」


「どういたしまして♪ドウルちゃんは、ちゃんとお礼が言えて偉いね!よしよし。もっと食べさせてあげよう。」


「!いえっ、自分で食べられます!いやむしろ自分で食べさせてください!」


「もー。そんな遠慮しないの。はい、あーん。」


「いや、遠慮などでは!」


「あーん。」


 ……パク。


「ドウルちゃん可愛い!」


 ファミレス風の部屋で、可愛いらしいテーブルに、お子様ランチを乗せて、ドウルちゃんに食べさせている。

 ほんとに可愛いね♪ドウルちゃんは♪。

 アルジェントちゃんに会った途端、顔面蒼白になったり、涙を流したりしてたけど、きっとまた親子三人でいられるのに感動したんだろうね♪。私に抱っこされてるのを見られたからじゃ絶対無いもんね!

 私が放した途端、私と戦いごっこしたがったりしたし、まだまだあまえん坊だね♪。ちなみに戦いごっこは、必殺『ラブラブ☆ハグ☆ほっぺスリスリ』で私の勝ちだよ!

 ちょっと大人気なかったかな?ドウルちゃん泣いちゃったし。

 でも、お詫びにお子様ランチ食べさせてあげてるし、きっとこれで機嫌直してくれるよね♪。

 ちなみに、一緒にドウルちゃんをお世話しているのが、原初の銀(アルジェント)ちゃん。

 原初の金(ドウル)ちゃんと同じくらいに生まれた、最年長組の一人だね。儚げな雰囲気の銀髪美少女だよ!

 うーん。それにしても、仲が良くて何よりだね!

 アルジェントちゃんは、ドウルちゃんを世話するのが楽しそうだし、ドウルちゃんもそんなアルジェントちゃんになついてて、とっても可愛い!

 ドウルちゃんの目からハイライトが消えてる気がするけど、気のせいだよね!うん、きっとそうだ!


 ちなみにアルジェントちゃん。私がドウルちゃんを抱いて現れた時はすごく驚いてだけど、すぐに私の復活を喜んでくれたんだ♪。

 そしてすぐに、ドウルちゃんの世話を手伝ってくれたんだよね!

 私が人間だった時もよくやってて、懐かしくて、また私と一緒に、ドウルちゃんをお世話できるのが嬉しいって言ってくれたんだよ。

 ほんとに可愛い、私の娘だよ。


「ところでお母様。」


「何?」


「これからはどうするのですか?」


「これから?」


「はい。お母様がこれから何を為さるのか分かりませんが、私はお母様のお力になりたいのです。そのため、お母様の目的を教えてくれませんか?。…まあ、ある程度予想できますが。」


「そっか、ありがとう。アルジェントちゃんが一緒なら嬉しいよ!それで、私の目的だけど、もちろん素敵なお嬢様にお仕えすることだよ!」


 私の答えは予想通りだったのか、苦笑しながらも、「私も精一杯、お手伝いさせていただきます。」と言ってくれた。


 うんうん。応援してくれる娘のためにも、早く調子を完璧にして、お嬢様を見つけないとね!。

 でもまずは、用事を済まさないとね。


「それじゃあアルジェントちゃん。私はノワール君とブランちゃんとこ行って来るから、ドウルちゃんお願いね。」


「分かりましたお母様。行ってらっしゃいませ。」


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