表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冥土さんが往く  作者: セフィール
悪役令嬢のお嬢様
14/20

夢の話

遅くなりました!


テスト、ボロクソなできでしたね。

頑張ったんだけどなぁ。

「ママぁ」


「なあに?リアちゃん。」


「あのね、夢の中でね、怖い人達が私を連れて行こうとするの」


「それは怖かったわねぇ。でも大丈夫よ。そんな人達は、お母さんがやっつけてあげるから。」


「うん。ありがとうママ。それでね、その人達が言うの。私をあくまのいけにえ?にするって。」


「そう。それは怖かったわねぇ。でも大丈夫よ。悪魔は聖騎士様が退治してくれるわ。」


「本当?」


「ええ、本当よ。だから、安心して眠りなさい。今日は、一緒に寝ましょう。」


「うん。ありがとうママ!」


 そうして、私はお母さんの胸に抱かれて眠る。少し恥ずかしい気もしたけど、すごく安心して、あっという間に眠ってしまった。



 それから、私は毎晩…はたまに寝過ごしてできなかったけど、できるだけ頻繁に悪魔の生贄にされる夢で起きたふりをして、お母さんに泣きついた。

 一月もしない内に、お母さんが不安そうな顔をするようになった。

 けっこう罪悪感があったが、これも幸せをつかむため。

 頃合いだと思うので、次のステップに行こうと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ