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音の洪水


 自分ではない方向への詩の描き方って、それは、どんなものだろう


 思い描いているものは、うすぼんやりとしてそこにあるけれど、


 それを描くとはどういうことなのか、そこがまだうまくつかめない


 それは、修学に似ていて


 ただ、ある知識をつめこみつめこみつめこんで、言葉をならべてみようか


 わたしの言葉ではないそれを


 そこからみえてくるものを


 感覚で貼り付けていこうか


 たとえば、美麗、たとえば、端麗な、それ を


 まるで、わたしではない それ を


 まるで、 なまみ ではない それ を


 それ は、 はたして 、あたまの うらがわ をしげきするようだわ


 それ は、 まるで 、つかっていない あたまのそこを ゆりうごかしていく ようだわ



 音があふれてとまらない


 わたしではない 音が


 わたしではない 音の洪水となって


 あふれだしてとまらない



 

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