別館編.第二十九章 本館に映る彼女たちの姿
ーーー22日目ーーー
大広間にてまさかの変貌を遂げたクラゲはボンの目には異様な姿に映っていた。
ペタン ペタン
歩くたびに明らかに今までに聞いたことのない音を立てながら歩く。
ボン「お前…その恰好どうするんだ。信じるのはいいんだが他の仲間が同じ反応になるとは限らないしどうする。お前を許さない仲間の狐人にどう説得するんだ。」
クラゲ「分かんない。今は自分が知った真実を知らせるしかない。他に皆行ってる場所があるんでしょ?ボン君は何か聞いてないの。」
「俺はなんも聞いてねえ。許せない奴はいるから俺もそいつをぶっ飛ばしたい。でもどこに行ったかは知らない。お前さっき外から出てきたよな? 俺にも教えてくれよ。」
そういって彼女が知った真実をボンに伝える
・・・・・・
「なるほどな。あいつがその伝説にある吸血鬼だって言うんだな。聞いただけじゃ信じられんけど今目の前で起きた出来事ですら幻のように感じるしな…」
「うん。そうなんだ。あいつの弱点はね…」
ーーー元遊技場部屋 アレラの能力解除後ーーー
デク「あ…やっとか…何分経ったんだあれから。」
ジーナ「分かんないわよ。こんな窮屈な場所に閉じ込められて最悪な気分だわ。頭もおかしくなりそう。ずっと無音で静寂な部屋にいた事なんてないからこれがこんなにも苦痛だなんで思いもしなかったわ。」
「うん。これからどうする。」
「まあ、アレラを見つけるのは当然としてもやる事としては依然変わらないわね。」
「シャトーを見つけ出すのは当然だ。でも僕達にはまだやることがあるかもしれない。昨日見たあの狂気のミーコさんに関してはやってくれると思ってるから僕たちは本館に戻ってやれることがないか探そう。この部屋に何か使える物はなかったかい。」
「なんだかんだ静かすぎたけど目に入る物で気になる物と言えばあそこの机の上にあったこの金属の変な形した…」
「ああ、それは鍵だね。この館のは金属製みたいだ。この鍵はどこかに対応してるかもだけど実際に鍵穴に通して試してみないと僕たちは何も知らなすぎるからね。ならそれを持っていこう。ていうか床にも散乱してるし誰かがやっぱり漁って散らしてる形跡あるしこの別館の鍵じゃないのかもしれない。」
そういって二人の狐人は本館に戻る。
ーーー研究室ではーーー
カイコツ「おいおい、ショーヤンがやられたんだが。」
研究室では至る所にある防犯カメラでモニターに映し出される映像で終始ほぼすべての部屋を見れるようになっている。
ウーペリ「うるさいニャー。喋るたびにコツコツコツコツとまあ骨が鳴る奴だニャ―。死んだニャつは死んだニャつ。それだけニャ。悲しさなんて感じる必要ないニャ。」
「あいつは竜人の中でもまあ最年長だったからなあ…まあしょうがないにしてもノーザも帰ってこない。やられたか?」
「知らないニャ。やられたんだとしたら興ざめニャけどまあトランプ好きのただの人間の事はどうでもいいニャ。」
「ああ。まあそうだな、ショーヤンに関しては息子がいるんだがまあ爺ちゃん想いだったなあ。ほんと息子がかわいそうだわ。こんな悪族の狐人達にやられるなんて相当悔しいだろうなあ。」
カイコツは全身骨だらけで喋るたびにコツコツと音を鳴らす。悲しさを感じているかは分からないがどこか哀愁漂う感じだった。
「ニャーハハハ。傑作傑作だニャ。おミャーにもそういう感情あるとはまあ意外も意外。かなりの意外だニャ。」
「うるせえ馬鹿猫。」
「にしてもシャトー様はどうしてるかニャあ。シャトー様がもし死んだら私たちどうするかニャ。」
「まあそりゃ国に帰るさ国にな。俺たちの国に帰ればいい、それで終わり。”悪族達を迎え撃つ戦力はやはり多い方がいい”という結論を持って帰るさ。」
登場人物
ボン
クラゲの変貌に驚きを隠せない感じはありつつもシャトーの重要な情報を共有され、より緊張する
クラゲ
ショーヤンという奴にお腹を刺され瀕死になりはしたが死魂撃の力を使い違う生命体になりえたような見た目になり実際にどういう力が働いているのかは不明
デク
しばらく静寂とした部屋から解放され落ち着きながらもジーナと本館に戻る
ジーナ
静寂に包まれた中でも部屋を見渡していてその中で鍵は使えると思い鍵を持って本館に戻る。
アイテム:金属製の鍵2本
カイコツ
モニターで映し出されたショーヤンが死亡した事実を告げその家族のことまでも心配する意外な感情を垣間見せた
ウーペリ
カイコツの意外な感情性をただひたすらに笑う猫人
2か月ぶりの更新にも関わらずアクセス数の推移というのをたまに研究していると
上げていない時でも見てくれている人がいるのでその人数程は少なからず続きを期待されているという事の現れなので申し訳なさもありつつ新しいのをあげても進展する性質って言うのが低い気がするので
一話一話全力で書いているのですがやはり実力はまだまだですね…
他の小説が二か月足らずで書籍化される理由がわかる気がします。(生意気ながら)




