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その後

「そうだ、これ」

買っていたクリスマスプレゼントを取り出す。

結局捨てそこなった奴だ。

「……あげるわ。 クリスマスだし……いらなかったら捨てていいわよ」

そう言って彼の胸に押しつける。

「お、サンキュ……いいじゃん、これ」

早速あけたサトにぃが言う。

そう言ってもらえてほっとする。

「でも俺何にも用意してない」

「いいよ、期待してない」

「おい」

まだ睨まれるけど、別に怖くはない。

「じゃあご飯おごって。 フレンチのフルコースが良いな」

「お前ここぞとばかりに高いモンを……分かったよ、今から予約取れるか分かんねえけど、とりあえずデートと行きますかね」

「デ!?」

てっきり否定されるかと思えば、彼は承諾し、しかもこれをデートと言う。

「はいけってーい。 んじゃ出掛けますかね」

そう言って、手を取られる。

「サトにぃは……」

こういう強引なところを直せば、女の子が寄ってくると思うよ?

「ん?」

「……なんでもない」

そんなの、教えてなんかやらないけど。


サトにぃは、私だけにモテればいいと思う。


そう思いながら、私も彼の手を握り返した。




ココまで読んでいただき、ありがとうございました。


下は作者が描いた二人です。

見てやってもいいよ、と言う方は挿絵表示できるようにしてから下にスクロールしてください。

挿絵(By みてみん)


最後まで見ていただき、本当にありがとうございました!

サトにぃは雰囲気イケメン(モテたくて雰囲気だけでもと頑張った結果)、羽月は一応可愛い(しかし性格はちょっと残念)分類のつもりです。

ちなみに自サイトにある5年近く前に作ったバレンタインクイズゲー(この時間軸から10ヶ月前)の二人でもあります。アレは完全にギャグですが。

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