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アマリリスと狼  作者: 鷹弘
第1章◇アマリリスと狼◇
9/53

閑話◇3話オマケ◇

「そう言えば、お前っていくつ武器持ってるんだ?」

 ジョギングをして暫く経ってから、俺はノエに、以前から気になっていた事を聞く。お互い、まだ息は切れておらず、余裕がある。あと、一時間くらいは行けそうだ。

 俺が見た限りでは、ギロチン・スタンガン・タガーナイフ・ブッシュナイフ・ライフル銃。中でも、持ち運び可能のギロチンなんて初めて見た。

 質問を受けた彼女は、走る事は止めずに、数え始める。

「そうですね……。取り敢えず、ギロチンは、もう一つ持っています。それと、ナイフもあと数本。ワイヤーも持っていますし……」

 指折りしながら、どんどんと挙げられていく武器の名前。

 例の、持ち手付きのギロチンを二つも持っていた事が若干驚きだった。何処でそんな武器調達してくるんだよ……。

「てか、そのギロチン何処にしまってるんだよ。それなりに大きさあるから、普通は隠しておけねーだろ。まさか、いつも履いてるスカートの中とか……?」

「そんな訳ないじゃないですか。そんな所に仕舞ってたら、足に怪我するでしょう」

 だとしたら本当に、何処なんだよ……。

 俺の何とも言えない表情から、言いたい事を読み取ったのか、彼女は横目で俺を見てから、言った。

「まだ、内緒です。よく言うじゃないですか、女の子は秘密が多い方がいい、って」

 お前は秘密多いと、少し怖いんだよ……。

 俺の知らない、彼女の秘密を勝手に思い浮かべては青ざめる俺には、彼女がボソリと呟いた言葉は聞こえなかった。


「__その内、嫌でも知ることになるでしょうしね……」

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