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幕の間 彼は開き直った。
前の話を読んでみた。
.........ありゃぁ黒歴史だ。読めた方は凄い。
と言うことで作者のねじまがった中二根性を入れて次のものを投稿。
雨に濡らされながら彼は車から降りる。
いや、正確には車とは言えないだろう。車だったものは淡く発光して、打ち付けている雨の中へ溶けていっているのだから。
そんな車だったものを傍目に彼は呟く。
先刻まで先生と慕っていた人が消えた場所へと向かいながら。
「こんなことは出来ればしたくなかったんだけどねぇ。
まぁ、殺ってしまったことは仕方がない。
犯罪者と言われても知ったこっちゃないしね。」
雨音に掻き消されているが、明確に意思を持った言葉を紡いだ彼はその場にしゃがんだ。
数十秒しゃがんだ状態が続いたが、何を思ったかいきなり立ち上がり、彼は叫んだ。
「期待しているよ!先生ぇ!」
その手に持った何かを握りつぶしながら。
途端、彼のからだは強く発光し、何もなかったかのように、消えた。
彼の叫んだ言葉は雨音と一緒に反響しながら車だったものと共に消えていった。
今週中に投稿できるといいね