表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EYES  作者: 和菓子
EYES
95/186

第四章「独房」 15

 4人はその後少量の酒を飲んでから(未成年者であるマックスも)眠りにつくことにした。

 見張り番は交代制だ。今日は2時間ごとにミシェル、マックス、ロバートの順で交代することになった。

 見張り番の仕事は主にノーアイズと天候の確認だ。資材のかき集めも本来の仕事だが、今日はここに家の家主がいるので遠慮することにした。

 ミシェルは3人が眠りについた後、一人眠そうに瞼を擦ってから、窓の外の景色を眺め始めた。ビートルズのナンバーを口ずさみながら、薄暗い屋内から空を見つめた。雲一つない青空の下、時を止めたボストンの町並みが切なく佇んでいた。

 一秒一秒ゆっくりと腕時計が時を刻む。静寂の中の2時間というものは長いものだ。一時間はもう経っただろう、と見たけれども、まだ長針が90度回っただけだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ