表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EYES  作者: 和菓子
EYES
91/186

第四章「独房」 11

 クッキングタイムやっぱスタート。

 そしてミシェルは台所(ここも汚かった)に立つと、バッグの中から何かを取り出した。

 料理の材料だ。ミシェルは食事係であるが故、何処でも料理ができるようにいつも持ち歩いているのだった。

 取り出したのは、コンソメケースと玉葱一個、少し傷んでしまったベーコンだった。

 「さぁ、始めますか。」そう呟くとミシェルは自前の包丁で玉葱を微塵切りにし始めた。

 「ミッキー、水はありますか?」

 「水?水やったら下に腐るほどあるで」するとマイケルはミシェルが立っているキッチンの収納スペースから1.5リットルのペットボトルを一つ寄越した。当然、中身は雨水だ。

 ミシェルはそれを受け取ると、調理スペースにガラクタの様に山積みにされていた調理器具の中から厚みのある鍋を取り出した。マックスがミシェルの手元を見てみると、既に玉葱は微塵切りにされていた。恐ろしい程の手際の良さだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ