第四章「独房」 10
これと同時進行していた小人気小説MURDER OFが完結しました!
わーい!!わーい!わーい、わぁい、わ…(泣)
マイケルに連れられて入った部屋はリビングルームだった。その部屋は酷い散らかり具合で、マットレスには足の踏み場がない程だ。とはいっても、これはノーアイズが荒らしたなどと言ったものではなく、ただの不摂生なのだが。
「まぁ、そこのイスにかけてくれや」とマックスはダイニングテーブルの方を指さしたが、テーブルの上も汚く、得体の知れないシミがいっぱいにこびり付いており、イスの上も飲み水の飛沫やらコーンフレークの食べ滓やらが沢山散らばっていた。
潔癖のミシェルはマイケルに頼んで貸してもらった雑巾でイスを拭いてからイスに腰掛けた。潔癖ではないマックスとロバートも後からその動作をテープを再生したかのようにそれぞれ同じく行った。
そしてしばらくすると、「すまんなぁ、」とマイケルが頭を下げながらこちらへ寄って来た。「メシないわ」聞くと、どうやら客に出す食料はともかく、自分の分さえも底を尽きたらしい。
すると、ミシェルは小さく溜息をついてから「分かりました。私が作りましょう」椅子から立ち上がった。
次回「ミシェルの3秒クッキング」
嘘。