表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EYES  作者: 和菓子
EYES
77/186

第三章「廃屋」 34

 「何だこれは…」ミシェルはロバートと折り重なった体勢のまま呟いた。「何だこの心臓にのしかかってくる、鉛みたいなモノは…!」

 「おい退けよ…!」ロバートはもがくがミシェルの体は離れない。

 「アッシュの残像が頭ん中から離れねぇんだよ!!」突如、ミシェルは吠えた。目尻に涙が現れた。「畜生…畜生!!」

 すると突如、「仲間の死に様なんぞ幾度となく見てきただろうが!」ロバートが握った拳でミシェルの頬を殴りつけた。ミシェルは一瞬たじろいだが、それでも尚ロバートから離れない。「それも飽きる程にな!!今更何だこの野郎!!人殺し!!」

 さらにロバートは殴打を続けた。殴る度に鈍い音が響き、鮮血がロバートの顔に降りかかった。

 8発目でミシェルの体が吹っ飛んだ。その体はゴロゴロと駐車場の床を転がり、太いコンクリートの支柱にぶつかって止まった。

 「目ェ覚ましたか、人殺し、人殺し、人殺しィ!!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ