表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EYES  作者: 和菓子
EYES
68/186

第三章「廃屋」 25

 途端、死体になったブルの腹から腐りきったキムチが無理矢理引きずり出された。ボロのカーテンの様になってしまったその体からはその後も肋骨や心臓やらが流れ出てくる。

 そいつを皮切りに残ったブルも次々とロバートのウージー9ミリ弾の餌食になっていく。首を撃たれたものは傷口から血の大噴水を上げてから数秒後に息絶え、肺を貫かれたものは喘息の常備薬のような不可思議な呼吸を数回繰り返した後死んだ。

 ブルの鳴き声が悲鳴に変わるのに3秒もかからなかった。そして、悲鳴が沈黙に変わるのも3秒とかからなかった。ものの数秒で、群がったブルが全て屍になった。かのジョン・ランボーもびっくりだ。

 「とっとと行くぜ!!」ロバートはウージーのリロードをしながらエスカレータを駆け降りた。ミシェル達3人も後に続く。段の途中で横の手すりから飛び降りて、前方の崩落部分を避けた。

 「ぐぅぅっ!?」だが、1階の床はエスカレータのガラスの破片だらけになっていた。ロバートは着地した瞬間、鋭い痛みを感じた。見ると、床についてしまった右手の平に無数のガラス片が突き刺さっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ