表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EYES  作者: 和菓子
EYES
58/186

第三章「廃屋」 15

 マックスが一階の床に前転し、受け身を取って着地した。途端、床に溜まった埃が粉塵の様に舞い散った。ロバートが援護射撃の体勢に入った。

 着地したマックスをノーアイズ達が、挟むようにして襲いかかった。しかし、マックスは前転して立ち上がると、すかさずその左右のノーアイズに向けて、2挺のベレッタを乱射し始めた。小刻みに響く発砲音の度、的になったノーアイズが不細工なダンスを見せた。足、胴、頭、と次々と筋肉やら内蔵やら脳味噌やらの体の内容物を床に撒き散らしながら事切れていく。

 「やるじゃあないか、えぇ!?」するとロバートもエスカレータの上から参戦してきた。ウージーの銃身からの轟音がノーアイズを処構わず斬り裂いた。怪物の四肢や頭部が胴から切り離されていく。アッシュのライトが死屍累々の世界が築き上げられていく様を照らし出していった。ノーアイズにとっては地獄絵図の様だった。狙いを正確につけない2人の弾丸は転がった死体にさえも鞭を打ち、何もかもを抉り取られ、蜂の巣にされたノーアイズなんかは、まるで爆殺でもされたかの様に床に黒い体液のシミだけを残して、一切合切を吹き飛ばされ跡形も無く消されていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ