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序章4
ノーアイズは更に性質が悪い事に、人為的な研究、統率がされているのだ。
研究とは、補食対象の拡大、進化の効率化などといった、悪のノーアイズの研究。ワクチン開発は善に当たる。
統率とは餌場(猟場の確保と言った方が適切か)の確保、進化タイミングの調整などの行為だ。
それら研究と統率を行っているの人間がニューヨークに存在する。通称ダークネス。
ダークネスはコア・ビルという特殊に建築されたビルでたった一人でノーアイズの統率を行っている。研究はビルの地下で、アメリカ中から集められダークネスに洗脳された研究者達が日々、奴隷のような生活の中で研究している。
では、このダークネスを殺害したらどうなるか。ノーアイズは統率を失い、餌場を失い餓死するだろう。研究者も同様だ。
今、ノーアイズは何億、何十億と数を増やしている。これらとまともに戦って全滅させるのは物量的に無理だ。ならどうする?
答えは一つ。主の抹殺。ダークネスの殺害。
そしてそれがレジスタンスの使命だ・・・。