表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EYES  作者: 和菓子
EYES
169/186

第0章「衰退」 11

 静寂。ブルが全滅した。レコンキスタは僅か数秒の内に何十匹という数のブルを1匹残らず駆逐したのだった。未だ銃声が微かに夜空で木霊していた。

 「……多分まだ来るぞ、用心しろよ……バース……」

 「OK……、分かった」静寂の中、サムに聞こえぬように囁き合う、スミスとバースの二人。手に持ったBARをぐっと握り締める。

 その数秒後、スミスの予想通り、石造りの高級ホテルの割れた自動ドアからノーアイズが次々と這い出てきた。灰暗い闇の底から現れたノーアイズ。眼窪から黒い涙を滴らせ、口元からは鼻が曲がるような腐臭を吐き出す。それらはおぼつかない足取りで粘着質な足音を鳴らしながらこちらへ向かってきた。

 皆、それらの頭部を狙ってBARを構えた。

 と、その瞬間……

 「撃つな!!」と、サム。「撃ったら殺す!!こいつらには俺の玩具になって貰う……貴様等愚図共はそこで見ていろ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ