表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EYES  作者: 和菓子
EYES
119/186

第六章「瞑想」 11

 クソッ!!しくじった。

 ヒグマの常套作戦じゃねぇかよ!!

 「止め足」。

 己の命を狙って追跡する猟師を殺す為のヒグマの技。茂みのある適当な所で歩を止めて、今までに作ってきた足跡をそっくりそのまま踏みつつ後退し、茂みの中に隠れる。すると、後からやってきた猟師達からは足跡が突然消えたように見えるが、ヒグマはすぐ隣の茂みの中にいる。猟師が動揺した隙を見て、ヒグマは茂みからいきなり現れ、脳天に一撃。瞬殺。という寸法だ。

 それが今、再現されたのだ。

 ショーケースに叩き付けられるボブの体。ショーケースのガラスが割れ、そのガラス片が体中を突き刺した。

 一瞬で無数のガラス片で全身ハリネズミにされたが、一番痛烈だったのは、右足だ。靴の先が明後日の方向に向いている。その激痛は殆ど麻痺に近い、熱がこもったような痛みだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ